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2013年10月29日更新!
値段の高いスピニングリールと安いスピニングリールの違い
値段が高いスピニングリールと安いスピニングリールの大きな違いは、正直、ありません。その代わり、細かい部分に追求された機能や性能がプラスされていて、その差が値段に反映されています。たとえば、ハンドルを回したときの軽さや巻き心地の良さ、リール本体の強度やデザイン、ラインをスムーズに放出するためのドラグ性能などです。
しかし、それらの性能の差が、スピニングリールを使うような繊細な釣りには非常に重要となります。スピニングリールは、形状上、太いラインを巻いてしまうと、ラインのよれにより、頻繁にもつれを引き起こしてしまうため、太いラインよりも細いラインを使い、ワームなどのライトリグやミノー・シャッドといった軽量ルアーを使う釣りに向いています。
細いラインを使う釣りは、飛距離・魚の警戒心の面を見ると非常に有利ですが、ハードカバーや障害物が広がるエリアでは、障害物に擦れたり、枝に巻かれてしまいライン切れしてしまったり、貴重な魚を取り逃がすこともあります。そういった部分で、値段の高いスピニングリールのフォロー能力が力を発揮するのです。
例えば、バス釣り専用モデルとして発売されているスピニングリール「13コンプレックス CI4+(シマノ)」は、2万円を越す少し高めの値段設定になっていますが、このリールには、「ラピッドファイアドラグ」「リジットサポートドラグ」といった安価なスピニングリールには無い機能が搭載されています。
ラピッドファイアドラグ | ドラグ調整を一気に締めたり緩めたりできるシステム。デカバスが掛かった瞬間、即座にドラグを緩めるには、 1回転以上回す必要があった所を、半回転ほどで大きく緩めることができる。このシステムにより、ドラグ調整時にもたついてのラインブレイクが減りますし、かなりガチガチに締めておくことができるので、強めのフッキングをしてから、即座にドラグを緩めてバラシを防ぐといったやりとりも可能になる。 |
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リジットサポートドラグ | 今までのスピニングリールによりも、スプールのガタつきを極力抑える機構を取り入れたドラグシステム。このシステムにより、ライン放出のスムーズさ・あたりの取りやすさが向上し、ライントラブルも減少する。 |
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