値段の高いロッド(竿)と安いロッドの違いやメリット・デメリット

2013年10月24日更新!

値段の高いロッドと安いロッドの違い

値段の高いロッドのイメージ画像

 値段の高いロッドと値段の安いロッドの最も大きな違いは、飛距離や感度といった「性能の最大値」です。ただし、あくまで「最大値」。値段が高いロッドだから、どんなルアーでもどんな状況でも最大のパフォーマンスを発揮できるというわけではありません。

値段の高いロッドの多くは、

・ ワームを使い繊細なあたりを取るのに最適な『感度の良いロッド』
・ オーバーハング下に潜むバスを狙うのに最適な『コントロール性の優れたロッド』
・ オカッパリから遠方のバスを狙う場合に最適な『飛距離重視のロッド』

といった用途や状況に合わせて、細かく分類されています。

 対して、値段の安いロッドは、どんなルアーでもどんな状況でも、そこそこバランスよく使えるよう設計されています。

 例えば、ワームを使おうとした場合、ワーム専用の高価なロッドは、安価なロッドよりも優れた感度や飛距離を発揮することができます。ところが、ワーム専用の高価なロッドを使い、スピナーベイトなどの重量あるルアーを投げた場合は、柔らかすぎて非常に投げにくいし巻きにくく、ルアーの姿勢も安定しません。このように高価なロッドでも、専門から外れる状況では、逆に安価なロッドを使う方が、高価なワーム専用のロッドよりも扱いやすくなります。

 つまり、ロッド一本だけで色々なルアーをバランスよく使う場合は、安価なロッドでも十分なことが多いですが、頻繁に使う自信のあるルアーや使い方がある場合は、そのルアーに適した高価なロッドをもう一本持つのがおすすめです。

 このような専門性の高いロッドは、需要も多くはないので、量産化には向いておらず、コスト面でどうしても値段設定が高くなりがちです。また、軽量化・耐久性向上の面で良い素材が用いられているのも、価格が高い原因の一つです。

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ロッドの選び方